回転する洗濯機の上にトランプタワーを作る?LGが仕掛けたPRキャンペーン

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LGが実施した洗濯機のPRキャンペーン。洗濯機の静かさをアピールするために、トランプカードを使ったとんでもないギネス記録に挑戦しました。

Tallest house of cards in 12 hours - Guinness World Records / LG(2016)

自社の洗濯機が“振動せず静かであること”をアピールするために展開したPRキャンペーン。「振動しないと言われて、今まで本当だった試しがないよ」そんな生活者パーセプションを覆すチャレンジだと思います。

そのアイデアは「(振動しない洗濯機だからこそ)回転する洗濯機の上にトランプタワーを作るギネス記録に挑戦すること」。12時間にも及ぶチャレンジで完成したトランプタワーは、3.3メートル、48階、200のデッキで計10800枚のカードを使用した超大作となりました。もちろん、ギネス記録にも認定。このファクトを元にPRが展開されていったという仕掛けです。ちなみに、ギネス記録への挑戦はPRパースンがよく使う手法のひとつ。このアイデアは群を抜いて面白いですが。

ちなみに、挑戦したのはブライアン・ベルグというトランプタワー制作のプロ。知る人ぞ知る存在で、過去に何度もこのような超大作を作り上げていますが、さすがに回転する洗濯機の上での制作は初めてだった模様。

このPRキャンペーンの構造は、「機能価値が最大限魅力的にみえる“リアル実験(挑戦)エンターテイメント”に仕立てる」と見立てることができるかなと思います。このFact DrivenなStorytellingの手法は、個人的にすごく気になるトピックです。先日ご紹介したSUBARUの事例も同じ構造ですね。以上、LGの洗濯機のPRキャンペーン紹介でした。

※記事内の画像はYoutubeよりスクリーンキャプチャ