【Cannes Lions 2017 受賞作紹介】4部門でグランプリ受賞、今年のカンヌで最も評価をされた仕事とは?

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PR、Outdoor、Glass Lion、Titaniumと4部門でグランプリ、他部門でもゴールド以上を軒並み受賞し続けている仕事です。今年のカンヌで一番評価され、議論を巻き起こしていると思います。

FEARLESS GIRL / STATE STREET GLOBAL ADVISORS (2017)

投資信託の企業が実施したキャンペーン。女性の不平等を訴える銅像を、ウォールストリートの象徴である“Charging Bull”という牛の像の目の前に、立ち向かうかのようなポーズをとった形で設置しました。金融業界は女性の役員登用の遅れや給与格差といった課題が指摘されており、牛をこの旧態依然とした業界構造の象徴、そしてその前に立ちはだかる少女が“女性の地位向上”という強いメッセージを伝えています。メディア、SNSで大きな話題となり情報が拡散されただけでなく、NYの新名所として観光客が殺到。さらに、1ヶ月限定での設置予定が、署名が集まったため延長されるなど、各所で議論を巻き起こしています。受賞部門ごとでの審査ポイントは割愛しますが、やはりこのイシュー設定の大きさと、世の中に与えたインパクトの大きさを評価する声が多いようです。ちなみに、設置されたのは「国際女性デー」の前日です。PR的には当たり前の気がしますが、話題化のためのポイントのひとつですね。

設置風景の動画になります。

以上、締めくくりの文章がショボい内容になってしまいましたが、今年のカンヌで最も評価され議論を呼んだ仕事のご紹介でした。

※記事内の画像はサイトよりスクリーンキャプチャ