クレジットカード明細を活用?スウェーデンの銀行が取り組んだ環境保全活動とは?

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スウェーデンに拠点を置く銀行Bank of Alandのキャンペーンをご紹介します。スカンジナビアエリア一帯に支店を持つ銀行です。1997年ごろからバルト海の環境保全活動にも積極的に取り組んでおり「Bank of Alandの環境口座に貯蓄すると、その預金残高の0.2パーセント相当額を、この銀行が環境団体に寄付する」といったユニークな活動を続けています。今回ご紹介するキャンペーンは、こうした活動の延長線上に位置づけられるかと思います。ちなみに、今年のカンヌではCyber部門でグランプリを獲得しています。

Aland Index Baltic Sea Project / Bank of Aland (2016)

生活していく上で欠かせない消費行動のひとつ“買い物”。日常生活ではあまり気に留めていませんが、原料調達や生産、輸送などで大量の二酸化炭素を排出し、環境負荷を欠けています。ただ、こうした現状を消費者側は気に留めていないことが多いです。そこで、Bank of Alandでは、こうした現状に対する気付きと行動喚起をするために、クレジットカードの使用明細に、その消費によって排出されたCO2量を記載する取り組みをはじめました。多額の寄付や大量のメディア露出、Bank of Alandのブランドアウェアネスの向上なとの成果が達成されたとのこと。

筆者が見立てたこのプロジェクトのミッションは「バルト海の環境保全活動をアップデートし、さらに推進する」、そのためのゴールイメージは「関連ステークホルダーをハッとさせる気づきの提供」、コアアイデアは「普段の何気ない買い物でも、私たちは大量のCO2を排出している」といったところでしょうか。そのためのアウトプットアイデアは「クレジットカードの使用明細に、その消費によって排出されたCO2量を記載する」ですね。 

PlANNING TIPS

ビッグデータの力で、これまで顕在化できていなかったものを、あぶり出してみる。

以上、環境保全活動キャンペーンの紹介でした。

※記事内の画像はYouTubeよりスクリーンキャプチャ