Cannes Lions 2017 速報!その⑥Grand Prix For Good

f:id:vinylunit:20170620223047p:plain

カンヌライオンズ速報レポート第6弾です。アフガニスタンの乳幼児の予防接種率を高めた仕事をご紹介します。

Immunity Charm / Minstry of Public Health,Islamic Repubulic of Afghanistan (2016)

アフガニスタンはワクチンの接種率が低い(西洋医学に対する疑念、ワクチン接種記録カードの紛失、識字率の低さなど様々なことが要因)ことから、乳幼児の死亡率が高いことが大きな課題となっていました。

そこで着目したのが、アフガニスタンで伝統的に赤ちゃんのための魔除けとして使われていた手首に巻くブレスレッド。これをワクチン記録として活用しました。「ポリオ」や「麻疹」などのワクチン接種のたびに、カラフルなビーズをこのブレスレッドに足していきます。これによって、予防接種率を上げることに成功したとのことです。

西洋医学をアフガニスタンの人々に受け入れてもらうという、文化的コンテクストが違うものを重ね合わせるためには、生活に根付いたコンテクスト(今回の場合は魔除けのブレスレッド)を発見し、そこを起点とすることが大事なのではないかと思います。

以上、Grand Prix For Goodの受賞作品紹介でした。 

※記事内の画像はサイトよりスクリーンキャプチャ